QAプロセス改善の取り組み
こんにちは。カメゾーです。
今回は、少し前にやったQAプロセス改善的な取り組みについて書きたいと思います。
経緯
QAの主な仕事は、毎月の定期リリース前のテストです。お客様や社内から不具合報告や新規の要望がきた際、改修/実装判断もQAチームで担当しています。改修/実装GOが出るとチケットを起票し、ざっくりとした方向性を開発チームに伝えて、チケットを回します。そして、リリース1ヶ月前には次リリース対象を決めて、QA期間(2-3週間)に突入します。
しかし、QA期間に入って初めてどのように改修/実装されたかをQAチームは知るため、類似機能との仕様差異が生じていたり、改修内容の認識が開発チームとQAチームでずれていたりで、QA期間中の差し戻しが多くなってしまうことがありました。差し戻しによって、QA期間が延びてしまうことや、再修正が間に合わずリリースを見送ることになってしまうことがありました。
やったこと
QA期間中の差し戻しを発生させないためには、最初からどういう風に改修/実装してもらうか伝えたらいいのではと考え、「チケット起票の時点でテストケースを書く」ということを実施してみました。
結果
実施前
7件 / 18件(差し戻し件数/リリース対象総数)
実施後
1件 / 23件(差し戻し数/リリース対象総数)
うわ・・・差し戻し件数、減りすぎ・・・?と思わず言いたくなるほど効果が出ました。とりあえずやってみようか〜という感じで実施してみたので、まさか本当に減るなんて...という気持ちでした(笑)
テストケースを事前に書くことで、開発チームとQAチームの間で認識のズレが起きることもなく、改修/実装中に問題があればその時点で開発の方からQAチームに連絡が来るため、早い段階から軌道修正することも可能になりました!
今後に向けて
しばらく運用を続けてみて、新たな問題が発生しました。それは、テストケース作成待ちのチケットが溜まってしまい、開発チームへチケットを回すスピードが遅くなってしまったことです。(そりゃそうだろ、なんて言わないでください)
リリースまでのスピードとリリース後の質が担保できるよう、今後も色々と試していきたいと思います!